マニュファクチャリング・インドネシア2025が開幕へ|成長市場インドネシアで広がる工作機械ビジネスの可能性

インドネシア最大級の製造業展示会「Manufacturing Indonesia 2025(マニュファクチャリング・インドネシア)」が、2025年12月3日(水)〜6日(土)の4日間、ジャカルタの Jakarta International Expo Kemayoran で開催されます。

工作機械・金属加工・オートメーションを扱うアジア有数の総合製造業イベントで、日本企業にとっても ASEAN市場との商談機会を広げる重要な展示会として注目されています。

目次

インドネシア市場が注目される理由

インドネシアは人口約2.8億人。国内需要の拡大に加え、外資規制の緩和などにより企業進出のハードルが下がっており、以下の理由で日本企業の進出が加速しています。

  • 巨大な消費市場
  • 製造拠点としての存在感
  • ASEAN全体へのゲートウェイ

2024年の同展示会では 1,371社が出展、37,520人が来場 しており、成長市場の勢いを象徴する盛況ぶりとなりました。

2025年は日本企業の共同出展も拡大

大阪産業局は今年も共同ブースを設置し、大阪の中小企業7社が出展します。
金属加工、ばね、クランプ、印刷ロールなど、日本の高い加工技術を武器に、インドネシア市場で新たな商機獲得を目指します。

さらに、ジェトロ・ジャカルタ、東京都中小企業振興公社、大阪産業局による Osaka–Jetro–Tokyo collaborative Pavilion も展開され、「ジャパン」ブランドへの注目度は今年も高まる見込みです。

■ 出展分野は多岐にわたり、中古工作機械も対象

製造業のあらゆる領域をカバーし、以下の分野が出展対象となっています。

  • 工作機械
  • 部品・コンポーネント
  • 精密工具
  • 製造・プロセスオートメーション
  • 計測・品質保証
  • 工場・資産管理
  • 中古工作機械 など

中古工作機械が正式な出展対象となっている点は、中古機の需要がASEANで高まっている証拠でもあります。

インドネシアは国内製造業の自動化・増産投資が年々増えており、コストを抑えつつ即戦力となる中古機へのニーズは今後さらに拡大が見込まれます。

中古工作機械の輸出におけるインドネシア市場の期待

株式会社ダイナでも、アジア地域への中古プレス機・マシニングセンタなどの輸出が増加し、インドネシアからの問い合わせも増えています。

特に同国では、以下の幅広い分野で中古機の活用が広がっており、今回の展示会は市場の方向性を見るうえで非常に注目すべきイベントといえます。

  • 自動車部品加工
  • 一般金属加工
  • 家電製造
  • 樹脂成形関連

マニュファクチャリング・インドネシア2025 開催概要

●名称
Manufacturing Indonesia 2025

●会期
2025年12月3日(水)〜6日(土)

●会場
Jakarta International Expo Kemayoran

●主催
PT Pamerindo Indonesia

●出展品目
工作機械、金属加工、精密工具、オートメーション、工場管理、フルードパワーほか
※中古工作機械も対象

●入場料
無料(事前登録制)

●公式サイト
https://www.manufacturingindonesia.com/

成長を続けるASEANで、日本の技術が求められる時代へ

「マニュファクチャリング・インドネシア 2025」は、日本の工作機械メーカー・部品メーカー、そして中古工作機械事業者にとって極めて重要な展示会です。

インドネシアの成長と製造投資の増加は、今後も日本企業の大きな商機となるでしょう。
当社としてもインドネシアを含むASEAN市場の動向に注目しつつ、買取から輸出までの体制をより強化していきます。

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