DAINA JOURNAL

C型プレス機とは|特徴・種類と中古機の買取ポイント

C型プレス機とは?

こんにちは、株式会社ダイナの松本です。

C型プレス機は、横から見たフレーム形状がアルファベットの「C」に似たプレス機です。作業スペースへアクセスしやすく、国内のさまざまな製造現場で使用されています。

プレス機にはストレートサイド型や油圧式、サーボ式などさまざまな分類があります。今回は、C型プレス機の構造や特徴、他のプレスとの違いから、中古C型プレスを売却するときに確認されるポイントまで解説します。

C型プレス機とはC字型のフレームを持つプレス機

C型プレス機とは、横から見たときにフレームがアルファベットの「C」のような形をしているプレス機です。

「Cフレームプレス」「ギャッププレス」などと呼ばれることもあります。

特徴は以下の通りです。

  • 材料をセットしやすい
  • 金型へアクセスしやすい
  • 周辺設備を配置しやすい
  • 日常的な作業を行いやすい

国内ではAIDA、AMADA、KOMATSUなど、さまざまなメーカーのC型プレスが製造現場で使用されてきました。

前面が開いた構造で作業しやすい

C型プレスの大きな特徴が、作業スペースの開放性です。

機械の前方や側面から金型・材料へアクセスしやすく、単発加工をはじめ、さまざまなプレス加工に使用されています。

一方、加工する製品や必要な精度、加圧能力などによって適したプレス機は異なります。

そのため、「C型だから優れている」「門型だから優れている」という単純な比較ではなく、加工内容や求められる仕様に合わせて機械を選ぶことが重要です。

C型とストレートサイド型ではフレーム構造が異なる

C型プレスと比較されることが多いのが、ストレートサイドプレスです。

大きな違いはフレームの構造にあります。

C型プレス

横から見てC字型のフレームを持ち、前方が開放されています。

金型や材料へアクセスしやすく、作業性や汎用性を確保しやすい構造です。

ストレートサイドプレス

左右をフレームで支える構造で、「門型プレス」と呼ばれることもあります。

フレーム全体で荷重を受ける構造のため、高い剛性が求められる中・大型機などでも採用されています。

つまり、C型とストレートサイド型では、単に外観が違うだけではなく、荷重を受けるフレーム構造そのものが異なります。

C型はフレーム形状、機械式や油圧式は駆動方式を表す

C型プレスについて理解するときに注意したいのが、「C型」という言葉は主にフレームの形状を表していることです。

一方、以下の呼び方は、スライドを動かす仕組みや駆動方式に関係します。

  • 機械式プレス
  • 油圧プレス
  • サーボプレス

これらは、分類している基準が異なります。例えば、油圧を利用して動作するプレスにもC型フレームを採用した機械があります。

そのため中古プレスを見る際も、「C型かどうか」だけではなく、駆動方式や能力、各種仕様まで確認することが重要です。

C型プレスではフレームの状態も確認したい

C型プレスは前方が開いた構造のため、ストレートサイド型とはフレームの特性が異なります。

長期間の使用状況や加工条件によっては、「口開き」と呼ばれるフレームの変形が問題になることもあります。

そのため中古C型プレスでは、年式だけではなく、以下6点などを確認することが大切です。

  • フレームの状態
  • スライドの動作
  • ボルスター周辺
  • クラッチ・ブレーキ
  • 操作系
  • メンテナンス状況

中古C型プレスでは能力だけでなく各仕様を確認する

中古C型プレスの査定では、メーカーや型式などの基本情報に加えて、機械の仕様を確認します。

  • メーカー
  • 型式
  • 製造年
  • 加圧能力
  • ストローク長さ
  • ストローク数
  • ダイハイト
  • スライド調整量
  • ボルスター寸法
  • 現在の稼働状態

例えば同じ60トンプレスでも、ストロークやダイハイト、ボルスター寸法などが異なれば、使用できる金型や加工条件も変わります。

中古市場では「何トンのプレスか」以外の情報も重要です。

KOMATSU OBSシリーズも代表的なC型プレスの一つ

株式会社ダイナでは、これまでKOMATSUのOBSシリーズを数多く取り扱っています。

2025年には、KOMATSU OBSシリーズの60トンプレスを5台まとめて買取しました。

工場のレイアウト変更に伴う設備整理で、同シリーズ5台を一括で引き取った事例です。

また、別の買取事例では、KOMATSU OBS60-3BとOBS45-3Bの2台を買取しています。

主な仕様は次の通りです。

KOMATSU OBS60-3B

  • 加圧能力:60トン
  • ストローク長さ:120mm
  • ダイハイト:300mm
  • スライド調整量:70mm
  • 製造年月:1992年10月

KOMATSU OBS45-3B

  • 加圧能力:45トン
  • ストローク長さ:110mm
  • ダイハイト:250mm
  • スライド調整量:60mm
  • 製造年月:1992年6月

このように、30年以上前に製造されたC型プレスでも、年式だけで判断するのではなく、型式や仕様、状態、中古市場での需要などを確認して査定します。

AMADA TPシリーズも代表的なC型プレス

株式会社ダイナでは、AMADAのTPシリーズについても複数の取扱実績があります。

過去には、AMADAのC型プレス TP60・TP80を紹介しています。

また、TP35、TP45、TP60など、能力や年式の異なるTPシリーズも取り扱ってきました。

同じメーカー、同じシリーズであっても、能力やストローク、ダイハイト、ボルスター寸法、製造年などはそれぞれ異なります。

そのため査定では、「AMADAのTPシリーズだから」だけで判断するのではなく、型式ごとの仕様を確認することが重要になります。

古いC型プレスも中古機として再流通する可能性がある

C型プレスには、製造から長期間が経過している機械も少なくありません。

しかし、先ほど紹介したKOMATSU OBS60-3BとOBS45-3Bのような古い機械でも買取対象になる可能性があります。

仕様や状態、次に使用するユーザーの需要が合えば、日本で長年使用された機械が別の製造現場で再び使用されます。

「古いから価値がない」と判断して処分する前に、中古機として査定できるか確認することが重要です。

C型プレスの売却ではメーカー・型式・仕様を確認する

C型プレスの売却を検討している場合は、まず機械の基本情報を確認してください。

  • メーカー
  • 型式
  • 製造年
  • 加圧能力
  • 現在の稼働状態

これらが分かると、査定を進めやすくなります。

機械全体と銘板の写真があれば、型式や仕様の確認にも役立ちます。

株式会社ダイナでは、AIDA・AMADA・KOMATSUなど各メーカーの中古プレスを査定しています。

古いC型プレスや複数台の売却についても、機械ごとの状態や中古市場での需要を確認して査定します。

まとめ|C型プレスは中古市場でも多く扱われる代表的なプレス機

C型プレスは、作業性に優れ、中古市場でも多く流通している代表的なプレス機です。

  • C字型フレームで前方が開放されている
  • ストレートサイド型とはフレーム構造が異なる
  • メーカー・型式・能力・各種仕様を確認する
  • 年式だけで中古価値は決まらない
  • KOMATSU OBSやAMADA TPなど取扱実績がある
  • 古い機械でも再流通できる可能性がある

設備更新や工場整理などで不要になるC型プレスがある場合は、処分する前に中古機として売却できるか一度ご相談ください。

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