こんにちは、株式会社ダイナの広報担当・松本です。
半導体産業は、AI・自動運転・データセンタなど次世代社会を支える重要な基盤産業です。その半導体製造の最前線を紹介する国際展示会 「SEMICON Taiwan 2025」 が、2025年9月10日(水)から12日(金)まで、台湾・台北の南港展覧館で開催されます。
本記事では、SEMICON Taiwan の概要をご紹介するとともに、ジェイテクトグループの出展についてもお伝えします。
SEMICON Taiwanとは
SEMICON Taiwan は、SEMI(半導体製造装置・材料国際協会)が主催する、世界有数の半導体関連展示会です。
1996年の開始以来、アジア最大級の規模を誇り、2025年は 1,100社以上・4,000ブース超・来場者10万人規模 が見込まれています。
展示される領域は以下の通りです。
- 半導体製造装置(リソグラフィー、成膜、熱処理、検査など)
- 材料(シリコンウェーハ、フォトレジスト、ガス、化学薬品、パッケージ素材など)
- 先端パッケージ・テスト(Fan-Out、3D IC、チップレットなど)
- 次世代応用分野(AIチップ、光デバイス、量子コンピューティング、グリーン製造技術など)
さらに、シリコンフォトニクスやHBM(高帯域幅メモリ)といった最先端テーマに加え、サプライチェーン強靭化や人材育成といった業界課題についても議論される、まさに「半導体産業の総合プラットフォーム」と言える展示会です。
ジェイテクトグループの出展内容
この国際舞台に、ジェイテクトのグループ会社「ジェイテクトサーモシステム」が出展します。
出展コンセプトは 「最先端の熱処理技術でお客様の困り事を解決」。
具体的には以下の装置が展示されます。
- 先端半導体パッケージ用熱処理装置
- Fan-Out WLP、3D ICなどに対応。大型基板(□600×600mm)まで処理可能。
- 面発光レーザー(VCSEL)用縦型炉 VF-3000B
- 優れた温度制御と酸化均一性を実現し、業界トップクラスの販売実績を誇る装置。
- 静電チャック脱脂用過熱水蒸気対応熱処理装置 AllFit
- 脱脂処理時間を最大70%短縮し、セラミックス部品の品質向上に貢献。
ジェイテクトサーモシステムは、これらの技術を通じて、半導体業界の熱処理の生産効率向上に寄与しています。
参考:グループ会社 ジェイテクトサーモシステム 「 SEMICON Taiwan 2025」出展|ニュース|株式会社ジェイテクト
まとめ
SEMICON Taiwan 2025 は、半導体業界の最新技術・課題・未来を一堂に俯瞰できる国際展示会です。その中でジェイテクトグループが出展することは、日本のモノづくり技術がグローバル市場に発信される大きな機会といえるでしょう。
👉 半導体産業の動向を知る上でも、今回のSEMICON Taiwanは注目すべきイベントです。
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