こんにちは、株式会社ダイナの広報担当・松本です。
今回は、一般社団法人日本工作機械工業会が発表した2025年9月分の工作機械受注統計速報を紹介します。
工作機械の受注統計は、製造業における設備投資の動向や、海外需要の強さを映し出す重要な指標です。
それでは、最新の統計を見ていきましょう。
2025年9月|工作機械受注統計速報
日本工作機械工業会は、2025年9月分の工作機械受注統計(速報)を以下のとおり発表しました。
区分 | 受注額 | 前月比 | 前年同月比 | 2025年累計受注額 | 前年同期比 |
---|---|---|---|---|---|
受注総額 | 1,377億8,000万円 | 114.7% | 109.9% | 1兆1,638億4,900万円 | 105.8% |
内需 | 427億8,600万円 | 134.1% | 103.0% | 3,324億1,800万円 | 99.6% |
外需 | 949億9,400万円 | 107.6% | 113.3% | 8,314億3,100万円 | 108.5% |
9月の動向まとめ
2025年9月の工作機械受注総額は約1,377億円で、前年同月比プラス9.9%と高水準を維持しました。前月比でも114.7%と2桁の伸びを示し、8月の減少から一転、力強い回復傾向が見られます。
内需は約428億円で前月比134.1%と大幅増。前年同月比では103.0%と、わずかながらプラス成長を確保しました。自動車や半導体関連を中心に、国内設備投資が再び動き出したことが要因とみられます。
一方、外需も引き続き堅調で、約950億円・前年同月比113.3%を記録。特にアジア市場を中心に日本製工作機械の需要が高く、輸出が全体を支えています。
総括
2025年9月の工作機械受注は、内需・外需ともに上向きの動きが見られました。国内の投資意欲が回復基調に入りつつあり、海外需要の底堅さも相まって、受注額全体を押し上げています。
この結果、2025年の累計受注額は前年同期比105.8%と堅調に推移。今後も製造業の自動化投資や海外需要の動向に注目が集まります。
次回の速報発表は2025年11月12日(水)15時以降の予定です。
当ブログでも引き続き、最新情報をお届けしてまいりますのでぜひご覧ください。
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