こんにちは、中古工作機械を中心に売買を行なっている株式会社ダイナの広報担当・松本です。
工作機械（MT）検定と耳にしたことはありますか？
工作機械業界に携わる人の中にも知らない人はいるのではないでしょうか。
今回は工作機械検定の内容や取得するメリットなどについて解説します。
工作機械検定とは業界の認知拡大を図る試験
工作機械検定（MT検定）は、製造業界に携わる方以外にも多くの方々に工作機械を知っていただくための試験です。
一般社団法人日本工作機械工業会によって、工作機械業界の認知度の向上を目指して実施されています。
工作機械は、決して多くの方に認知されているとは言えません。
プレス機械って知ってる？と質問すると、「鉄の板を押しつぶす機械だよね？」という程度には認知されていますが、マシニングセンタや旋盤、その他の機械について深く語れる人は少ないでしょう。
工作機械検定によって多くの方に認知してもらうことで、製造業・あるいは機械ベンダーの採用、業界の発展につながります。
工作機械検定は1〜3級までの試験が設けられている
工作機械検定の1〜3級までの詳細についてそれぞれ解説します。
1級
最難関とされる1級は工作機械含むものづくり業界に従事する方、工業系の学生を対象に行われます。
受験者自ら調べて回答することで、ものづくりへの興味や理解を深めていくことを目的としています。
工作機械について知見を深める参考資料としては、「工作機械設計学（基礎編・応用編）」がおすすめです。
2級
工業系の学生、あるいは一般の方々を対象に、工作機械の役割や種類、歴史や市場など、幅広い観点から工作機械への知見を深めてもらうための試験です。
サイト内のヒント集を見て回答できる形式です。
3級
工作機械を知らない方を対象に、興味を持って頂くための試験です。
その場で答え合わせができて合否がわかります。
通年実施しており、1級・2級の応募期間の後でも受験可能です。
検定について
検定は、名前とメールアドレスのご登録だけで簡単に回答・応募ができます。
受験資格はありません。
3級の場合は当日、1級と2級の合格者には後日、認定証が発行されます。
回答応募期間は2023年10月10日～11月17日です。
興味のある方はぜひ受けてみてください。
工作機械業界は日本の中心産業の1つ
学生で就職にお悩みの方は、ぜひ工作機械業界も検討してみてください。
日本の工作機械は世界に広く知られており、なおかつ信頼性も高いため、今後も成長する可能性があります。
世界的に需要が高く、グローバルに展開する企業も少なくありません。
工作機械の関連企業に就職活動を行う際は、ぜひ工作機械検定を受けてみてください。
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