【中古工作機械】日本の製造業の現状と工作機械業界の推移を考察

こんにちは、ダイナです！

新型コロナウイルスや電気自動車推進の影響により、工業の閉鎖を検討する企業も少なくありません。

「日本の製造業って実際どうなの？」

「先行きが知りたい」と不安を感じる方に役立つ情報をお届けします！

日本の製造業の現状

戦後から1970年代にかけて急速に成長した日本の粗鋼生産能力は、1990年代まで世界の粗鋼生産量上位を占めていましたが、2000年代以降中国企業が台頭し、2020年には世界の粗鋼生産量上位10社のうち7社が中国企業になりました。

それでもなお、鉄鋼業及び非鉄金属業の製造業全体GDPに占める割合は９.３％（１０.５兆円）もあり、国を支えている産業であることは間違いありません。

（参考：金属産業の現状と課題https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/seizo_sangyo/pdf/010_03_00.pdf）

これまで自動車産業の海外進出に伴い、鉄鋼業は鋼材の輸出量・比率を拡大させてきたが、ここ数年はかげりを見せている。

以下の画像をご覧いただければその推移が伺えます。

世界の電気自動車業界規模で見た場合、日本は楽観視できる立場ではないため、今後も輸出量が増加する割合は見込めないといえるだろう。

工作機械業界の推移

2022年9月分の工作機械の受注確報によると、内需・外需ともに前年同期比よりも好調をキープしています。

コロナウイルス以降の製造業は、倒産件数だけで見ると、堅調のように思われます。

しかし、失業者数などをを見ると新型コロナウィルスによる悪影響がうかがえます。

総務省の発表で就業者が52万人減と、リーマンショック以来の悪化が見られました。

その後は内需の思わぬ伸びで復調しましたが、新型コロナウイルス影響による失業者は、製造業の割合が飲食業の次に多いのです。

また、製造業では取引や販促面でも、商談数の減少や新商品発売の延期、製品開発の見直し、展示会の延期、中止など全体的な営業・販促活動など大きく影響を受けていました。

（参考：2021年（令和3年）の全国倒産6030件-東京商工リサーチ）

受注は堅調ですが雇用が伸び悩んでいるのは、やはり、再び同じようなパンデミックに対する恐れやこれからの日本の産業に対する懸念があるからではないでしょうか。

EV化がもたらす製造業への影響

EV化による影響は、以前の記事で解説しました。

全ての製造業や機械産業に影響があるわけではありませんが、使用する機械や加工法などは徐々に変化していくことが予想されます。

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